畳を知る

畳は、畳床・畳表・畳縁とシンプルな構造です。圧縮して作られた「畳床」と呼ばれる芯に、経糸にい草を編みこんで織られた「畳表」をかぶせ、端に「畳縁」を縫い付けることで作られています。
大切なお部屋の畳を選ぶ際にお役に立てれるかと思います。
「畳床(たたみどこ)」「畳表(たたみおもて)」「畳縁(たたみべり)」それぞれの特徴をご紹介いたします。

3つの構造

畳の構造

① 畳床

1-1 藁床

稲わらを使用した床です。40センチ位の大量の稲藁を何層にも積み重ね、およそ5センチほどまでに圧縮して縫い上げて作られます。他の床に比べて足触りが非常に優れています。現在では一般住宅ではほとんど使われることがありませんが、伝統ある建物には和文化を伝えていくために使用されることがあります。
【特徴】・湿度調節機能 ・防音性 ・防火性 ・断熱性 ・耐久性 ・復元力に優れている。

1-2 藁サンド

藁と藁の間に、ポリスチレンフォームを挟んで作られた床です。藁の質や縫い目の細かさなどの作業工程から床の等級が変わり、等級が落ちると、上下の藁の間に細かいゴモク(藁を細かくしたもの)を挟み込んで圧縮された床もあります。
【特徴】・藁床に近い感触 ・軽量 ・湿気に強い

1-3 建材床

細かな木材を圧縮したインシュレンボードと、ポリスチレンフォームを使った床で、フォームをボードで挟んだものや、ボードのみのものもあります。藁床に比べると足あたりが硬く、また、フォーム入りのものはやや耐久性に難があるといえます。
【特徴】・安価で軽量 ・断熱性や耐湿性優れている ・ダニが寄生しにくい。

② 畳表

径糸

2-1 経糸

経糸には綿糸と麻糸があり、麻糸の方が綿糸よりも丈夫です。
また、組み合わせも色々あり、丈夫さであれば麻糸を使用したものになります。経糸が丈夫であれば、多くのい草をを織り込めますので目の詰まった畳表を織ることができ、かつ表面にきれいな山型が作られて厚みが増すために、足あたりや肌触りといった感触もよくなってきます。

2-2 い草

イグサの内部はスポンジ状で、無数の穴があり、その穴に空気中の二酸化窒素などの有害物質を吸着する性質があります。さらにはアンモニアなどの嫌な臭いも消してくれるなど、空気の浄化作用があります。また、その香りは人をリラックスさせる効果があり、畳の部屋の方がフローリングの部屋よりも、学習効果が高いという実験結果も出ています。

2-3 産地

最近では安価な中国産の畳表を使うケースが非常に多くなっております。しかし、早期収穫の為に未成熟であり、表皮が柔らかくもろくなってます。工程や配送でも国産品に比べ劣る部分があるため、乾燥しすぎて表皮はカサカサに毛羽立ち、い草本来の粘りや弾力性も失われてしまってます。草の選別でも品質に違いが出ており、色も均一でなくバラバラです。国産と比べますと違いは一目瞭然です。

【 日本産と中国産の違い 】

③ 畳縁

縁

3-1 多彩な柄と素材

畳縁は、模様や色によって身分等を表す時代もありましたが、今では自由に選ぶことができます。以前は綿糸を使っておりましたが、最近では化学繊維を使ったものが主流となっております。後者の方が安価で丈夫ですが、質感においては前者の方に軍配が上がると思います。麻糸を使った高級な麻縁もあります。無地のものと柄の入ったものがあり、さらには寺院や床の間などに使われる紋縁があります。自由度が増えた分柄選びに悩みそうですね。
※当店ではサンプルカタログがございますので、一般的にはその中からお選びいただいております。特殊縁になりますとお取り寄せ日数が必要になったり、お取扱いができないものもございます。下記参考までにどうぞ。

迷彩柄
備長炭入り
デニム素材
花柄
モダン柄

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